
妊娠期には体の変化が急激に進み、肩こり・腰のだるさ・脚のむくみといった不快な症状を感じやすくなります。こうしたマイナートラブルに対し、整体や整骨院でのケアを検討する妊婦さんも多いのではないでしょうか。
一方で、「妊婦が整体を受けても大丈夫?」「いつ頃から受けられるの?」と不安に思う方も少なくありません。
この記事では、妊娠中の身体に起こる主な不調と整体を受けるタイミング、受ける際の注意点などについて詳しくご紹介します。妊娠中でも安心して通える整骨院の選び方も併せて解説しますので、参考にしてみてください。
妊娠中に感じやすい体のトラブルとは?

妊娠中は体型の変化やホルモンバランスの影響で、筋肉や関節にかかる負担が大きくなります。以下のような不調が現れやすくなります。
■ 腰やおしりへの負担増加
お腹が大きくなると姿勢が変わり、重心が前に偏りがちに。その結果、腰まわりの筋肉に過度な力がかかり、腰の重だるさや痛みにつながります。
■ 骨盤や背骨のバランスの乱れ
妊娠中は「リラキシン」というホルモンの働きで靱帯が緩みやすくなります。これにより骨盤が不安定になり、姿勢の崩れや背中の違和感が出やすくなります。
■ 首・肩のこり
身体の変化で姿勢が前かがみになると、首や肩にかかる負担が増します。特に家事やデスクワークが多い方は、慢性的なこりを感じることも。
■ お腹の張り感
妊娠後期になると子宮の収縮や腸の圧迫によって、下腹部が張りやすくなります。冷えやストレス、便秘も原因のひとつです。
■ むくみや脚の重さ
血液やリンパの流れが滞りやすい妊婦さんは、夕方になると脚のむくみや重だるさを感じやすくなります。立ちっぱなしや同じ姿勢での長時間作業は特に要注意です。
■ 自律神経の不調
妊娠中はホルモンバランスが乱れやすく、不眠や頭の重さ、情緒の不安定さなども見られます。
妊婦さんが整体を受けられる時期の目安
妊娠中の整体は、必ず医師や助産師の意見を確認した上で、安全な時期に施術を受けるようにしましょう。
特に多くの整骨院では、妊娠16週以降の安定期から妊娠8か月目頃までを施術可能な時期としています。個人差はあるため、体調が安定しているかも重要なポイントです。
また、整骨院によっては妊婦対応の専門メニューがない場合もあるため、予約時に事前確認することが大切です。
赤ちゃんへの影響は大丈夫?
妊婦さんが整体を受ける際に最も心配されるのが「赤ちゃんへの影響」ですが、専門知識のある施術者による軽い刺激の施術であれば、リスクは限りなく低いとされています。
ただし、以下のような場合は避けましょう。
- 妊娠初期(16週未満):胎盤が安定しておらず、刺激が敏感に反応しやすい時期
- 体調が優れないとき:無理な外出や施術は控える
- 医師に安静を指示されている場合
施術前に、妊娠週数や体調をしっかり伝えることで、より安心して受けられます。
妊婦さんに整体がオススメされる理由
妊娠中の整体は、妊婦さん特有の悩みに優しくアプローチできます。主なメリットはこちらです。
◎ 腰や肩のコリをやわらげる
姿勢の変化で負担が集中する部分をほぐし、血流の巡りをサポート。動きやすさが出て、気持ちも楽になります。
◎ 気持ちが落ち着く
心身の緊張が取れることで、自律神経が整い、眠りやすくなったり、気分が軽くなったりする効果も。
◎ 出産に備えた体づくり
骨盤まわりや背中のバランスを整えておくことで、出産時の身体的ストレスが軽減しやすくなります。
◎ むくみ・張りのケアにも
脚のだるさやお腹の圧迫感をサポートすることで、毎日の生活が少し快適になります。
妊娠中の整体で注意すべきポイント

安心して施術を受けるために、以下の点を意識しましょう。
- 妊娠16週以降、体調が安定している時に受ける
- 妊婦対応の経験がある整骨院・整体院を選ぶ
- 施術前に妊娠中であること、週数、体調をしっかり伝える
- 強い圧やうつぶせの体勢は避ける
- 無理をせず、少しでも不安があれば中断する
- 施術後は水分を取り、体をしっかり休ませる
整体で体と心のケアを。妊娠中も安心して通える整骨院へ
妊娠中は、日々の体調変化や不安に悩まされやすい時期です。そんな中で、身体にやさしい整体を取り入れることで、つらい症状への対策や出産に向けた準備にもつながります。
無理なく通えるタイミングとしては妊娠16週目以降から8か月目までが目安です。
NAOSEL長浜整骨院では、妊婦さん専用のやさしい整体メニューと、国家資格を持つ施術者による丁寧なカウンセリングを行っています。
妊娠中の腰や肩のつらさ、むくみなどでお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。